計画策定の背景と目的
私たちの日常生活が便利で快適になる一方で、暮らしの中から排出される廃棄物の増加や質の多様化がもたらされました。その結果、廃棄物の処理に伴う環境負荷の増大や最終処分場のひっ迫、不法投棄の増加等、多くの環境問題を引き起こしています。これらの環境問題の改善に向け、国内では法整備や製造から消費までの全てのプロセスの見直し、廃棄物に関する情報の提供による人々の意識の高まり等によって、廃棄物量の減少や資源循環量の増加の傾向がみられています。
本市では、ごみの減量化、資源化に向け、指定袋の導入や資源の分別に取り組んできましたが、一層のごみの減量化、資源化を計画的かつ効果的に推進し、将来に渡り循環型社会の実現を目指すため、「那珂市一般廃棄物処理基本計画」(以下「本計画」という。)を策定しました。
計画の位置付け
本計画は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第6条第1項に基づき市町村が定める計画で、本市の一般廃棄物の処理に関する最上位計画となります。本市の第2次那珂市総合計画及び環境基本計画の一般廃棄物の排出抑制、再利用・資源化、適正処理に関する事項についての施策を具体化し、総合的かつ計画的に推進するためのものです。
計画の期間
令和6(2024)年度から令和15(2033)年度までの10年間とします。