第4次那珂市地域福祉計画
計画策定の背景
近年、少子高齢化や核家族化、個人の価値観やライフスタイルの多様化、安全・安心に対する意識の高まりなど、福祉を取り巻く環境は大きく変化しています。そのような中、誰もが住み慣れたまちで安心して暮らして豊かに暮らせる地域を実現するため、国においては、制度の枠組みに捉われず一人ひとりが尊重される「地域共生社会」の実現を目指しています。
「第4次那珂市地域福祉計画」は、地域共生社会の実現に向けて、地域の助け合いによるまちづくりを推進するため、地域福祉を推進する上での基本的な理念や施策の方向性などを明らかにする計画として策定しました。また、本市の最上位計画である「第2次那珂市総合計画」の地域福祉の分野の具体的指針を示す計画であり、同時に、福祉分野における個別計画にビジョンを示し、地域福祉の視点からも各事業を推進していくための道しるべとなる計画でもあります。
計画期間
令和6年度~令和10年度までの5年間
基本理念
誰もが自分らしく輝き やさしさとつながりで 安心して暮らせるまちへ
基本目標
1 思いやりの心を育み、自分らしく輝ける環境づくり
誰もが自分らしく輝き、地域で安心して暮らすためには、理解し合い、助け合い、一人ひとりが個性を活かし地域に貢献できる場が必要です。
そのために、福祉教育や生涯学習などの学びの場を充実するとともに、多くの市民がボランティアや地域活動などに身近に参加できる環境づくりを推進します。
2 地域のつながりの強化
社会構造の変化やコロナ禍での暮らしの変容などから、社会的な孤立・孤独の状態を予防あるいは解消するためには、地域のつながりをこれまで以上に強化していくことが求められます。
そのために、様々な場や活動を通して地域のつながりを再構築するとともに、複雑化・複合化した地域課題を解決するためのネットワークづくりを推進します。
3 安全・安心の暮らしづくり
地域の生活環境を充実するとともに、災害時の支援体制を充実することや日常的に顔の見える交流を深めるなど、誰もが安全に安心して暮らすことができる地域づくりを推進します。また、すべての市民に福祉の情報が適切に届くよう、情報のバリアフリー化の推進に努めます。
4 包括的な支援体制の充実
複雑化・複合化した生活課題を解決するためには、高齢者や障がいのあるかた、子育て、生活困窮などの各分野における支援体制を充実するとともに、各分野が相互に連携しながら重層的に支援をしていく体制を構築することが重要です。
そのために、各種福祉サービスを組み合わせるための連携体制の構築や課題を総合的に受け止める場づくりを推進するとともに、本市の重層的支援体制整備事業実施計画の着実な実行に努めます。
〇 音声コードについて
「第4次那珂市地域福祉計画」には、視覚障がいのある方にもご利用いただけるように音声コードが付いています。Uni-Voiceというアプリで読み取ることで、音声で内容を聞くことができます。
(注)印刷の状態によっては読み取れない場合があります。
【外部リンク】
・Uni-Voice(音声コードUni-Voice読み取りアプリ)アプリインストールリンク