那珂市国土強靭化地域計画改訂
令和2年3月に策定した「那珂市国土強靭化地域計画」が令和6年に計画期間が終了することに加え、国においても、令和5年6月に強くしなやかな国民生活の実現を図るための防災・減災等に資する国土強靭化基本法の改正などが行われたことから、計画で位置づけた施策の進捗や法改正を踏まえ、見直しを行いました。
計画の位置づけ
本計画は、国土強靭化基本法第13条に基づく国土強靭化地域計画です。
また、国の「国土強靭化基本計画」、茨城県の「茨城県国土強靭化計画」と調和のとれた計画とすると同時に、「第2次那珂市総合計画」における地域防災力の向上などの具体的な施策を計画的に推進する上での指針となる計画として位置づけています。
計画期間
国の「国土強靭化基本計画」及び茨城県の「茨城県国土強靭化計画」を踏まえ、2025年度(令和7年度)から2029年度(令和11年度)までの5年間とします。
本計画の基本目標
過去の災害から得られた教訓を踏まえ、いかなる大規模災害が発生しても、市民の生命、財産を守り、経済社会活動に致命的な被害を負わない「強さ」と、速やかに回復する「しなやかさ」を兼ね備えることで、生活の安全がしっかりと確保され、安心して暮らし続ける社会の形成を目指します。
また、本計画を進めるにあたっては、国の「国土強靭化基本計画」に位置付けた国土強靭化の推進における4つの基本目標を踏まえて、次の4つを基本目標に位置付け、「第2次那珂市総合計画」のまちづくりの理念である「人と地域が輝く 安心・安全な住みよいまち 那珂」の実現に向け、関連施策を推進します。
対象とする災害
本市に甚大な被害をもたらすと想定される、自然災害全般(地震、台風・竜巻・豪雨等の風水害)とします。
ただし、比較的影響が少ないと想定される火山による降灰、大雪災害、林野火災、津波の自然災害は、他市町村、周辺都県との連携の中で考慮します。
- 国土強靱化とは・・・
「国土強靱化」とは、人命の保護を最優先とし、国土や経済、暮らしが、災害や災害に伴う事故等により致命的な被害を負わない「強さ」と、災害が発生しても速やかに回復する「しなやかさ」を持つ社会の仕組みづくり、国づくり、地域づくりを指します。
- 国土強靱化地域計画とは・・・
国土強靱化地域計画では、大規模自然災害が起こった場合に致命的となる事態を想定し、その事態に対する地域、社会システム等の脆弱性(弱い部分)を検討したうえで、最悪の事態をもたらさないための事前の備えとしての取組の方向性・内容をまとめたものです。