計画策定の目的
那珂市では、市立図書館が中心となって乳幼児から高齢者まで多くの市民が本に触れる機会を提供するとともに、読書の良さ、すばら しさを情報発信し、市民一人ひとりが読書を生活の一部として取入れ、文化的で生きがいのある暮らしができるよう那珂市読書活動推進計画を策定しています。
読書活動は、幼少期から言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かにするもので、人生をより深く生きる力を身に付ける上で欠くことのできないものです。
しかし、近年は、インターネットなどのデジタル化が急速に普及したことにより、子どもの活字離れ、読書離れが危惧されています。
また、令和2年には国の「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画」が策定され、公立図書館等のアクセシブルな図書等の充実や障がい者サービスの充実などが求められています。
このような新たな計画や市の課題等に対応することを目的として「第4次那珂市読書活動推進計画」を策定しました。
計画の位置づけ
本計画は、子どもの読書活動の推進に関する法律第9条第2項に基づき、本市の読書活動の推進に取り組むにあたり策定するものです。
第2次那珂市総合計画後期基本計画をはじめ、読書活動に関する諸計画との調整を図り、本市の読書活動を推進するための基本的な方針として本計画を位置づけます。
計画の期間
令和6年度から令和10年度までの5年間とします。
基本理念及び基本方針
基本理念
「本との出会い 広がる未来」
基本方針1 ライフステージに応じた読書に親しむ機会の提供
将来にわたり読書が市民の生活の一部となるよう、図書資料の充実を図り、ライフステージに応じた読書に親しむ機会を提供します。
基本方針2 読書に親しむ環境の整備
これまで行ってきた市立図書館の資料の充実、郷土資料の収集に加え、電子図書館などのDXの導入を検討します。
基本方針3 読書に親しむ推進体制の整備
市立図書館を中心として、市内の保育所や幼稚園、小中学校、朗読ボランティア団体と連携し、読書活動の支援など、読書活動を推進するための体制を整備します。