不動産鑑定価格等を基礎として、賦課期日時点における次の地目別に定められた方法により評価します。
地目 | 評価方法 | 認定の基準 |
田 | 標準地比準方式または近傍地比準方式 | 農耕地で用水を利用して耕作する土地 |
畑 | 標準地比準方式または近傍地比準方式 | 農耕地で用水を利用しないで耕作する土地 |
宅地 | 市街化宅地評価法(路線価方式)またはその他の宅地評価法 | 建物の敷地およびその維持もしくは効用を果たすために必要な土地 |
鉱泉地(那珂市内では該当なし) | その他の評価方式 | 鉱泉(温泉を含む)の湧出口およびその維持に必要な土地 |
池沼 | 売買実例地比準方式または近傍地比準方式 | かんがい用水でない水の貯留池 |
山林 | 標準地比準方式または近傍地比準方式 | 耕作の方法によらないで竹木の生育する土地 |
牧場 | 売買実例地比準方式または近傍地比準方式 | 家畜を放牧する土地 |
原野 | 売買実例地比準方式または近傍地比準方式 | 耕作の方法によらないで雑草、かん木類の生育する土地 |
雑種地 | 売買実例地比準方式、近傍地比準方式またはその他の評価方式 | 以上のいずれにも該当しない土地 |
標準地比準方式
標準地の評点数に比準して、比準地の評点数を求めます。
路線価方式
同一路線に沿接する宅地の評点数を路線価に応じて求めます。
売買実例地比準方式
売買実例地の売買実例価格から求めた正常売買価格に比準して、比準地の価額を求めます。
近傍地比準方式
付近の他の地目の土地の価額に比準して、比準地の価額を求めます。
市街化宅地評価法
宅地を用途地区で区分し、当該用途地区内の街路状況、公共施設等の接近状況等からみて、価格事情が概ね同等と認められる地域(状況類似地域)ごとに区分し、主要な街路に沿設する標準的な宅地の1平方メートル当たりの適正な時価に基づいて路線価を付設し、これを基礎として画地計算法を適用し、各筆の評点数を求めます。
その他の宅地評価法
宅地を用途地区で区分し、当該用途地区内の街路状況、公共施設等の接近状況等からみて、価格事情が概ね同等と認められる地域(状況類似地区)ごとに区分し、標準的な宅地の適正な時価に基づいて1平方メートル当たりの評点数を付設し、これを基礎とし比準し、各筆の評点数を求めます。
地目認定の単位
地目認定の単位は、原則として1筆ごとに行います。ただし、次のように1筆1地目で評価することが特に不適当と認められる場合は、利用状況に応じて区分し、その単位ごとに地目を定めることができます。
- 評価分割土地
1筆の土地が相当の規模で複数の異なる用途に利用されている土地は、用途ごとにその敷地部分をもって評価単位とすることができます。 - 同一画地
隣接する複数の土地にまたがって1つの地目として一体的に利用されている場合においては、その一体をなしている部分をもって評価単位とすることができます。
画地計算法
市街地宅地評価法による宅地の評点数は、その路線価に沿接する各筆(1画地)ごとに、それぞれの間口や奥行、形状、利用上の制限等に応じて、補正率を乗じて求めます(画地計算法)。
また、個々の宅地の状況に応じ必要があるときは、所要の補正をしてこれを適用するものとします。