
通り過ぎるまちから、立ち寄りたくなるまちへ。
車で通り過ぎるだけだった場所が、立ち寄りたくなる拠点へと生まれ変わります。
休むためだけではなく、食と出会い、人とつながり、地域の魅力を発信していく場所へ。
そんな新しい道の駅づくりが、那珂市で着実に動き出しています。

まちの魅力と、これからのにぎわいが出会う場所へ。
那珂市が目指す道の駅は、ただ立ち寄るためだけの場所ではありません。
ふだん那珂市で暮らす人にとっても、ちょっと気分の上がる場所になること。
市外から訪れる人にとっては、那珂市の魅力と出会うきっかけの場所になること。
人が集まり、会話が生まれ、このまちの魅力が自然と伝わっていく。そんな、那珂市にとって未来の入口のような道の駅の整備を進めています。
ただ立ち寄るだけじゃない、那珂市と出会う場所へ。
ほっとひと息つける、やさしいひとときへ。
車を降りて、少し空を見上げる。そんな何気ない時間が心地よく感じられることも、道の駅の大切な役割です。だれもが安心して立ち寄れて、急がずに過ごせる。そんなやさしい休憩の場をつくっていきます。
那珂のおいしさに、自然と出会えるきっかけに。
地元の食や農の魅力は、特別な場でなくても、日常の中でふと出会えるとうれしいものです。那珂ならではの味わいや季節の恵みを、もっと身近に感じられる。そんな拠点を目指します。
人と人、地域と来訪者がつながる拠点に。
ふだん那珂で暮らす人にとっても、外から訪れる人にとっても、自然に交流が生まれる場所へ。新しいにぎわいや、まちとの関わりが広がっていく。そんな、開かれた拠点を育てていきます。

食も、景色も、人のあたたかさも。那珂らしさが、ここに集まる。
この道の駅で大切にしたいのは、どこにでもある施設をつくることではなく、那珂市だからこそ生まれる良さを、自然に感じられる場所にすることです。
このまちには、毎日の暮らしの中にある魅力があります。
季節ごとの恵みがあり、空の広がりがあり、人との距離が近く、あたたかなつながりがあります。
そのひとつひとつが、この場所でゆるやかにつながり、那珂の良さを伝えていく拠点になっていくことを目指しています。
機能・運営

那珂らしさが、自然と集まる場所へ。
休憩するためだけではなく、食にふれ、子どもと過ごし、人とつながり、もしもの時には地域を支える。
この道の駅では、さまざまな役割をひとつの場所に重ねながら、那珂市らしい魅力と安心を感じられる拠点づくりを進めています。
飲食コンテンツ
食べる時間そのものが、立ち寄る理由になる。
那珂大地の恵みを起点に、県北地域へと広がる食の魅力にもふれながら、この場所ならではの食の楽しみを育てていきます。
気軽に手に取れるものも、ゆっくり味わえる食事も、ふと立ち寄りたくなるスイーツも。
その日の気分に合わせて選べる、豊かな食の風景を、この道の駅で形にしていきます。
フードヴィレッジ
おにぎりやサンドイッチ、ハムなど、ふらっと立ち寄って気軽に楽しめる、暮らしに近い食。
カフェスペース
ハンバーガーやソフトクリームなど、ほっとひと息つきながら味わえる、くつろぎの食。
フードホール
イタリアンやうどんなど、しっかり食べて、ゆっくり過ごせる、滞在の中心となる食。
エントランス
ピザやモンブラン、ジェラートなど、目にも楽しく、最初の印象を彩る食。

子育て支援
家族みんなにやさしい場所へ。
子どもがのびのび過ごせて、大人も安心して立ち寄れる。
そんな、家族にとってうれしい居場所も大切にします。
天候を気にせず遊べる屋内のあそび場や、子育てを支える機能を備え、地域の子育て世代にも、訪れる家族にも親しみやすい拠点を目指します。
※地域子育て支援センター「つぼみ」の機能移設・統合を予定しています。
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防災機能
にぎわいの場所であると同時に、安心を支える拠点へ。
ふだんは人が集い、くつろぎ、にぎわう場所。
そして、災害時には地域を支える場所。
この道の駅では、防災備蓄や非常用設備などを備え、避難や支援活動にも役立つ拠点機能の整備を進めています。
日常にも、もしもの時にも、地域に寄り添う施設を目指します。

運営
地域とともに、育っていく道の駅へ。
整備するだけでなく、その先も持続的ににぎわいを生み出していけるよう、運営の仕組みづくりも進めています。
市が施設を整備し、運営は那珂市と民間事業者等が共同出資する第三セクターが担う予定です。
地域とのつながりを大切にしながら、民間の知見も生かし、収益性と公益性の両立を目指します。
※指定管理者制度による公設民営型での運営を予定しています。
施設レイアウト
過ごし方に合わせて、いろんな居場所がある。
この道の駅では、目的や過ごし方に合わせて、自然に立ち寄りたくなる居場所を整えています。
食べる、買う、休む、遊ぶ、そして安心を備える。
それぞれの場所がつながり、この地域ならではの魅力を感じられる空間を目指します。
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南棟|食べる・知る
地元食材を使ったフードホールや観光案内で、那珂のおいしさや地域の魅力を感じられる場所。
西棟|買う・楽しむ
地元の農産物や特産品をそろえた直売所や物産販売所で、那珂の恵みを手に取れる場所。
東棟|休む・くつろぐ
24時間使えるトイレや休憩スペース、カフェで、安心してひと息つける場所。
北棟|遊ぶ・支える
屋内遊び場や子育て支援機能を備え、家族みんなで楽しめる場所。
その他施設|備える・つなぐ
防災機能や交通アクセスを整え、日常の利便性と災害時の安心を支える場所。
設計監修
この土地の風景から生まれたデザイン。
建築史家であり建築家でもある藤森照信氏が監修するこの道の駅は、自然素材を活かし、那珂市の広い空や田園の風景を反映した独自のデザインです。
焼杉や漆喰を使った外観、回廊でつながる分棟構造など、この場所ならではの魅力が詰まった設計になっています。

藤森 照信 氏
建築史の研究者として知られるとともに、自然素材を生かした独自の建築でも高く評価されている建築家です。
代表作

多治見市モザイクタイルミュージアム

ラコリーナ近江八幡 草屋根
デザインに込められた思い
水戸は何度も訪れているが、その先の那珂は初めてだった。那珂川と久慈川という名高い川に両側を削られた大地の上に広がる田園地帯を午前から案内していただき、夕刻、道の駅の予定地に至り、印象深い光景に出会う。山の見えない平原に夕陽が沈もうとしていた。太陽が、東の太平洋の水平線から出て、西の地平線に入る。まさに「日の立つ国」。
この平坦な地を高速道路で訪れる人がすぐ目に入るように、小さな南向きの山を建築で作ろう。その東から日が出、正面を照らし、西へと入る。
こうして正面の姿は決まった。
正面の背後に広がる平面はどう展開すればいいか。構造体は太陽が育ててくれた木を使おう。環境上もいいと言われ始めているし。構造体の外側には焼杉を張り、内側には漆喰を塗ろう。焼杉の黒と漆喰の白は、意外と周辺の視覚的自然環境を壊さずに済む。パンダ効果。
回りを回廊でつなげば、分棟化した大きな全体が一つのまとまりを持ち、かつ、中庭は、子どもたちの遊びの場や、地域の人たちの集まりにも活用できよう。
かくして、外観と全体の配置が導かれた。

スケジュール
少しずつ、未来に近づいています。
新しい道の駅が形になるまでには、構想や計画を重ねながら、ひとつずつ段階を進めていく時間が必要です。
那珂市では、令和4年度の基本構想・基本計画をはじめ、基本設計、実施設計と準備を積み重ね、令和8年度は造成工事に着手します。
未来のにぎわいにつながる拠点を目指して、この先は本体・外構工事へと進み、令和10年秋ごろのオープンを予定しています。
令和4年度: 基本構想・基本計画
令和6年度: 基本設計
令和7年度: 実施設計
令和8年度: 造成工事
令和9年度から: 本体・外構工事
令和10年秋ごろ: オープン予定
▶検討経過の詳細はこちら

那珂のこれからが、ちょっと楽しみになる場所を目指して。
道の駅は、ただ休憩するためだけの場所ではありません。
人が出会い、地域の魅力にふれ、那珂市をもっと好きになるきっかけが生まれる場所です。
ふだんの暮らしの中にも、訪れるひとときの中にも、ちょっとした楽しみや新しいにぎわいが広がっていく。
そんな場所を目指して、これから少しずつ、その姿を形にしていきます。
新しい拠点が生まれる日を、どうぞ楽しみにお待ちください。
広報なか「道の駅特集」バックナンバー
これまでの道の駅整備に込められた想いや計画の進捗をご紹介しています。
ぜひバックナンバーをご覧いただき、那珂市が目指す道の駅の姿を感じてみてください。
- 市長が語るその意義と想い
(令和7年5月26日発行) - 基本設計の舞台裏
(令和7年7月11日発行) - 生産者インタビュー
(令和7年9月11日発行) - コンセプトが息づく空間
(令和7年11月11日発行) - 身近で便利な交流拠点
(令和8年1月26日発行) - 親子で楽しめる道の駅へ
(令和8年6月25日発行)
事業について、もっと詳しく
道の駅整備事業については、施設の内容に加え、事業費や財源、開業後の運営などについて、さまざまなご質問をいただいています。
このページでは、事業の全体像と市の考え方を、市民の皆さまに分かりやすくお伝えします。
事業費について
道の駅整備事業は、建物を建設するだけではありません。
農産物直売所や飲食施設、全天候型プレイゾーン、トイレといった施設本体に加え、造成工事、駐車場、広場などの外構工事も含めた事業です。
実施設計に基づく概算事業費は、約43.2億円を見込んでいます。
なぜこれだけの事業費が必要なのか
道の駅は、買い物や休憩の場としてだけでなく、地域の交流拠点であり、災害時には防災拠点としての役割も担う施設です。
そのため、多くの方が安心して利用しやすく、長く親しまれ、将来にわたって安全に使い続けられる施設となるよう、必要な機能を備えた整備を進めています。
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財源について
道の駅整備に必要な費用は、市の一般財源だけで賄うものではありません。
国の補助制度や地方債などを活用しながら、計画的に整備を行っています。
市としては、活用できる財源を組み合わせながら、できる限り財政負担の抑制を図りつつ事業を進めていきます。
- 補助金など
国の補助金や県の負担により、整備費の一部を賄います。 - 地方債
借り入れを行い、将来にわたって負担を分けながら整備を進めます。 - 一般財源
補助金や地方債で賄えない部分について、市の財源を充てます。
運営について
道の駅は、建設して終わりではありません。
開業後も、継続して安定した運営を行うことが重要です。
本市では、市と民間事業者などが出資して運営主体を設立する第三セクター方式を採用し、公共性と経営の安定性、民間の活力を活かした運営を目指します。
運営にあたっては、農産物直売所や飲食施設などの収益部門と、トイレ、駐車場、全天候型プレイゾーンなどの公益部門を組み合わせることで、利便性を確保しながら、持続可能な運営を図ります。
収支計画の検証
実施設計の段階で、利用者数の見込み、売上見込み、運営経費などをもとに収支シミュレーションを行い、事業の採算性を検証しています。
開業後も、利用状況や収支の状況を継続的に確認し、社会情勢や利用者ニーズの変化に応じて、より安定した運営につなげていきます。
利用者数の推計について
道の駅の収支を考える上で、利用者数は重要な要素です。
年間利用者数については、前面道路の交通量や周辺施設の立地状況、先行事例となる道の駅の実績などをもとに推計しています。
その結果、年間レジ通過者数は約95万人と試算しています。
開業後は、実際の利用状況を継続的に把握・分析し、運営方法や集客施策の最適化につなげていきます。

よくあるご質問
Q. なぜ今、道の駅を整備するのですか。
人口減少、地域経済の活性化、農業の振興、観光の推進など、本市が抱えるさまざまな課題に対応するためです。
道の駅は、買い物や休憩の場にとどまらず、地域産業の振興、交流の促進、防災機能の強化など、多様な役割を担う地域の拠点として整備を進めています。
また、道の駅の整備をきっかけに、地域全体の産業活性化や企業誘致、新たな雇用の創出につなげ、そこで生まれる地域経済の効果を福祉や教育などにも還元していくことを目指しています。
将来の那珂市を見据えた投資として取り組んでいます。
Q. なぜこの場所に整備するのですか。
交通アクセス、周辺道路網、防災面での活用、周辺施設との連携などを総合的に検討した結果、現在の計画地を選定しました。
那珂インターチェンジに近く、市内外から利用しやすい立地であることから、多くの方に利用していただける拠点になると考えています。
Q. 近隣にも道の駅がありますが、競合しませんか。
周辺の道の駅とは、立地条件や施設構成、導入機能が異なるため、単純な競合になるとは考えていません。
本市の道の駅は、那珂インターチェンジ周辺という交通利便性を活かし、通過交通の立ち寄り需要に加え、地域農産物の購入、飲食、子どもの遊び場利用など、複数の目的で訪れていただける施設を目指しています。
また、それぞれの道の駅が地域資源や特色を活かしながら、広域的な周遊の中で相互に連携することで、地域全体としての魅力や経済効果を高めていけるものと考えています。
Q. 年間利用者数は、どのように算定したのですか。
道の駅のレジ通過者数の予測については、全国一律の標準的な算定手法が確立されているものではありません。
これは、道の駅ごとに立地条件や施設規模、導入機能、取扱商品、周辺人口、観光条件などが異なり、利用実態に違いがあるためです。
そのため、県内の先行事例では、前面道路の交通量を基礎とした予測手法が多く採用されています。
本市においても、こうした実務上の考え方を踏まえ、計画交通量に基づいて利用者数を予測しています。
Q. 収支計画はどのように作成したのですか。
収支計画は、利用者数の推計をもとに、直売所や飲食施設などの売上見込みを算出し、人件費や維持管理費などの運営経費を積み上げて作成しています。
実施設計の段階では、より実態に近い条件を反映し、収支計画の精度向上を図っています。
Q. 整備にかかる費用は、すべて市の負担なのですか。
整備費用のすべてを市の一般財源で賄うわけではありません。
国の補助金や地方債などを活用しながら、財政負担を分散させつつ事業を進めています。
市の実質的な負担額は、現時点で約11.9億円と試算しており、今後は実施設計に基づき、さらに詳細な財源構成を整理していく予定です。
Q. 運営が赤字になるリスクはありませんか。
道の駅は、飲食や物販などの収益部門と、トイレ、駐車場、全天候型プレイゾーンなどの公益部門で構成されています。
公益部門にかかる維持管理費については、市が直営で管理を行い、運営主体が基本的に独立採算で経営できる体制を整える考えです。
また、市としても定期的に運営状況や収支の状況を確認し、必要に応じて対応を行いながら、赤字リスクを抑え、持続可能な施設運営を目指します。
Q. 道の駅は本当に地域の活性化につながるのですか。
道の駅は、農産物の販売促進や観光客の誘客だけでなく、市民の交流、子育て支援、防災機能など、多様な役割を担う施設です。
地域資源を活かした商品開発やイベントの開催、周辺観光施設との連携などを通じて、地域経済の活性化や地域の魅力向上につなげていくことを目指しています。
道の駅整備による産業の活性化や、地域への直接的・間接的な経済波及効果を通じて、那珂市の魅力を次の世代へつないでいきたいと考えています。









