
■所在地:那珂市南酒出44
■所有・管理者:駒形神社
■指定区分:市指定
■指定年月日:平成24年2月17日
■種類:建造物
駒形神社は、南酒出字宮の台にあり、保食神(うけもちのかみ)をまつる。創立不明。神体は葦毛馬(あしげうま)である。源義家が後三年の役に向かう時戦勝を祈願し、寛治二年四月(1088年)、凱旋に際して社殿を造営再建したといわれている。
本殿は、稀にみる立派な建築で、浮彫の彫刻でかこまれている。彫刻は、裏に「安永十年(1780)正月府中(石岡)に住す嶋村伊三郎好寛」とあり、今から230年前の作である。大彫刻が三面にあり、一面は竜宮城で、他の二面は八幡太郎義家であった。惜しいことに昭和20年9月、米国の進駐軍の命で義家の二面は削られてしまった。