過去の震災において、谷や沢を大規模に埋めた造成宅地や斜面に大規模に腹付けした造成宅地(以下、大規模盛土造成地といいます。)において、滑動崩落(盛土と地山との境界面や盛土内部を滑り面とする盛土の地滑り的変動)を起こし、多くの宅地被害が生じました。
国では、これらの被害を防止するために「宅地耐震化推進事業」を創設し、事業に対する調査方法を「大規模盛土造成地の滑動崩落対策推進ガイドライン(以下、ガイドラインといいます。)として示しました。
那珂市では、ガイドラインに基づいて大規模盛土の抽出を行った結果、14箇所の大規模盛土造成地の存在を確認し、「大規模盛土造成地マップ」を作成しました。
大規模盛土造成地の存在を知っていただくことにより、日ごろの防災意識を高め災害の未然防止や被害の軽減を図ることを目的として「大規模盛土造成地マップ」を公表します。なお、大規模盛土造成地マップは、大規模盛土造成地のおおよその位置と規模を示したものであり、危険な箇所を示しているものではありません。
令和3年度までに実施した変動予測調査において、大規模盛土造成地の大地震時における安全性について検証を行ったところ、14箇所の大規模盛土造成地については、「大規模な滑動崩落が生じるおそれは低い」という結果になりました。
大規模盛土造成地とは
大規模盛土造成地マップに関するQ&A
Q.なぜ、このようなマップを公表するのですか?
A.谷や沢または傾斜地に造成された大規模な盛土造成地が身近に存在することを知っていただき、日ごろからご自宅の周辺の擁壁や斜面を確認するなど防災意識を高めていただくことを目的としています。
Q.マップに示されている箇所は危険ということですか?
A.国のガイドラインに基づき、造成前後の地形図等を重ね合わせて抽出された大規模盛土造成地のおおよその位置と規模を示したものであり、危険な箇所を示しているものではありません。
令和3年度までに実施した変動予測調査において、大規模盛土造成地の大地震時における安全性について検証を行ったところ、14箇所の大規模盛土造成地については、「大規模な滑動崩落が生じるおそれは低い」という結果になりました。
Q.大規模盛土造成地内で土地の造成や建築物の建築を行う場合は、特別な手続きや条件はありますか?
A.特別な手続きや条件はありません。
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