市では、平成18年1月に改正耐震改修促進法が施行されたことに伴い、平成23年3月に「那珂市耐震改修促進計画」を策定し、建築物の耐震化の促進を図るための施策を実施してきました。
近年、地震等におけるブロック塀等の倒壊被害や首都直下地震等の大地震の発生の切迫性が指摘されるなか、効果的かつ効率的な耐震改修の実施が求められており、国の「建築物の耐震診断および耐震改修の促進を図るための基本的な方針」(令和3年12月21日、国土交通省告示第1537号)及び本計画の上位計画である「茨城県耐震改修促進計画」(令和3年度改定)を踏まえ、新たな耐震化の目標を設定した「那珂市耐震改修促進計画(改定版)」を策定しました。
那珂市耐震改修促進計画(令和4年3月)
計画の目的
市内の既存建築物の耐震性能の向上を図り、今後予想される地震災害に対して市民の生命、財産を守る。
計画期間
令和4年度~令和7年度
耐震化の現状と目標
住宅、住宅以外の建築物で耐震診断義務付け対象建築物(広域の緊急輸送を担う避難路の沿道建築物や、安全性を緊急に確かめる必要がある一定規模以上の建築物など)及び耐震診断義務付け対象建築物以外の特定建築物(多数の者が利用する一定規模以上の建築物など)の目標耐震化率を、「概ね解消」とする。
現状耐震化率 | 目標耐震化率 | |
住宅 | 85.9% | 概ね解消 (令和12年度まで) |
住宅以外の耐震診断義務付け対象建築物以外の特定建築物 | 92.3% | 概ね解消 (令和12年度まで) |
市有特定建築物等 |
100% |
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那珂市の耐震に関する情報
建築物の耐震化促進
耐震診断、耐震改修計画策定及び改修工事補助金の交付
那珂市住宅耐震化緊急促進アクションプログラム
耐震改修促進計画に定めた目標の達成に向け、住宅所有者の経済的負担の軽減を図るとともに、住宅所有者に対する直接的な耐震化促進、耐震診断・改修工事技術者に対する技術力向上、一般市民への周知・普及の充実を図ることが必要となります。
このため、住宅耐震化緊急促進アクションプログラムを策定し、住宅耐震化に係る取り組みを位置付け、その進捗状況を評価するとともに、アクションプログラムの充実・改善を図り、住宅の耐震化を強力に推進することを目的とします。