対象者
小学校6年~高校1年相当の女子
那珂市では、標準的な接種期間である中学校1年生の女子に、接種のご案内を送付しています。
子宮頸がんとヒトパピローマウイルス(HPV)感染症
HPVワクチン接種の効果と副反応
現在、定期接種として使用できるHPVワクチンは3種類(2価ワクチン(サーバリックス)4価ワクチン(ガーダシル)9価ワクチン(シルガード9))あります。
2価ワクチン(サーバリックス)4価ワクチン(ガーダシル)は、子宮頸がんをおこしやすいタイプであるHPV16型と18型の感染を防ぐことができ、そのことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぐとされています。
シルガード9は、HPV16型と18型に加え、ほかの5種類のHPVの感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。
HPVワクチンを導入することにより、子宮頸がんの前がん病変を予防する効果も示され、接種が進んでいる一部の国では、子宮頸がんそのものを予防する効果があることもわかってきています。
HPVワクチン接種後には、接種部位の痛みや腫れ、発赤などが起こることがありますが、多くは一過性です。まれにアナフィラキシーなどの重いアレルギー症状、ギラン・バレー症候群(脱力等を呈する末梢神経の病気)、急性散在性脳脊髄膜炎(頭痛、嘔吐、意識障害等を呈する中枢神経系の病気)など重篤な副反応が報告されています。
接種場所・方法
県内の協力医療機関で受けられます。茨城県医師会 協力医療機関一覧
市から送付した案内等をご覧になり、予診票兼受診券と母子健康手帳を持参のうえ接種してください。
決められた間隔で、原則、同じワクチンを3回(15歳未満で9価ワクチンを接種する場合は2回)接種します。
※接種完了までに約6か月の期間が必要ですので、接種を希望するかたは早めに接種を開始しましょう。
予診票兼受診券がお手元にない場合
母子健康手帳又は接種済証を持参のうえ、総合保健福祉センターひだまりにお越しいただくか、電子申請で予診票兼受診券の再発行申請をしてください。
HPVワクチンに関する相談先一覧
■接種後に身体の異常があるとき
まずは、接種を受けた医師・かかりつけの医師にご相談ください。
茨城県では水戸赤十字病院及び筑波大学病院が「ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関」として定められています。協力医療機関の受診については、接種を受けた医師又はかかりつけ医にご相談ください。
■接種後に生じた症状に対し不安や疑問があるとき、困ったことがあるとき
「ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に症状が生じた方に対する相談窓口」受付時間:平日9時~17時(土曜、日曜、祝日、年末年始は除く)
■予防接種による健康被害救済について
HPVワクチンを含むワクチン全体の健康被害救済制度については、厚生労働省 予防接種健康被害救済制度のページをご覧ください。HPVワクチン接種に関するリーフレット(厚生労働省)
小学校6年生~高校1年相当 女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(概要版)[PDF形式:4,190KB]
HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ[PDF形式:1,274KB]