住み慣れた地域で人生の最期まで自分らしい暮らしができるよう、また、自分のこれからを考えることや親しい人と話し合うことのきっかけとなるよう、那珂市未来ノートを作成しましたので、ご活用ください。
あなたは、自分の「これから」について、親しい人と話をしたことがありますか。
那珂市介護予防・日常生活圏域ニーズ調査(令和元年度実施)において、「あなたが、もし介護が必要な状態になった場合、どこで生活したいと思いますか」という質問に対して、「介護サービスを利用して、自宅で生活したい」と回答したかたは55.8%となっており、市の65歳以上のかたのうち、二人に一人が介護が必要な状態になっても住み慣れた自宅で生活したいと希望している状況です。
厚生労働省が実施した調査の報告書(※1)によると、「人生の最終段階における医療・介護について、考えたことがある」と回答したかたは59.3%であったのに対し、「自分の死が近い場合に受けたい医療・療養や受けたくない医療・療養について、ご家族等や医療介護関係者と話し合ったことがない」と回答したかたは55.1%でした。話し合ったことがない理由としては、「話し合うきっかけがなかった」と回答したかたが56.0%、「話し合う必要性を感じていない」と回答したかたが27.4%でした。また、自分が意思表示できなくなったときに備えて、意思表示の書面をあらかじめ作成しておくという考え方に賛成しているかたは66.0%であったのに対して、実際に書面の作成をしているかたは8.1%でした。(※1:「人生の最終段階における医療・ケアの普及・啓発の在り方に関する報告書」平成30年3月)
これらのことから、那珂市においても、子どもや身近な人と自分の将来や介護が必要になったときの話をしたいと思いながらもその機会が持てず、自らの意思を伝えることができていないといったかたが多くいることが見込まれるため、ご希望のかたが活用できるよう那珂市未来ノートを配布いたします。
那珂市未来ノート ~未来の私と家族へ~
下記の項目などについて、自筆で書き記しておくことにより、普段は漠然としている自分の気持ちが少しずつ整理されてくるでしょう。
◎自分のこれまでの人生を振り返ること
◎自分らしい人生を送るために「これからの自分」を考えること
◎自分にもしものことがあったときに対応してほしいこと
◎自分にとって大切な人たちに伝えておきたいこと
ノートの内容
◆自分ノート(わたしについて)
◆自分の「もしものとき」に備えて
◆財産について
◆地域の身近な相談窓口
配布場所 ※各地域包括支援センターで受取を希望するかたは、事前にご連絡ください。
お住まいの対象地区 | 配布場所 | 住 所 | 電 話 | |
神崎地区・菅谷地区 |
地域包括支援センター 青燈会 | 菅谷605番地2 | 029-295-5288(要連絡) | |
五台地区・戸多地区・芳野地区 | 地域包括支援センター ゆたか園 | 後台2045番地4 | 029-295-1287(要連絡) | |
額田地区・木崎地区・瓜連地区 | 地域包括支援センター ナザレ園 | 中里361番地2 | 029-296-3405(要連絡) | |
全地区 | 市役所介護長寿課 | 福田1819番地5 |
029-298-1111 |
◆那珂市未来ノート (下記よりダウンロードの上、印刷してご利用いただけます。)
◎2112 那珂市未来ノート [PDF形式/18.46MB]
【本ページに関連する那珂市ホームページのご紹介】
◆人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)について
◆在宅医療や在宅介護の取組について
皆さまのご意見を募集しております。
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