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妊娠中、気をつけたい感染症

妊娠中、気をつけたい感染症

母子感染を知っていますか?

何らかの微生物(細菌、ウイルスなど)がお母さんから赤ちゃんに感染することを「母子感染」と言います。
妊娠前から元々その微生物を持っているお母さん(キャリアと言います)もいれば、妊娠中に感染するお母さんもいます。

「母子感染」は、感染時期と感染経路によって以下の3つに分類されます。

(1)胎内感染・・・赤ちゃんがお腹の中で感染する
(2)産道感染・・・分娩が始まって産道を通る時に感染する
(3)母乳感染・・・母乳によって感染する

妊婦健康診査で検査が行われるものもあるので、きちんと受診しましょう。
もし、検査で感染症が見つかった場合には、赤ちゃんへの感染や将来の発症を防ぐための治療、保健指導等が行われます。

赤ちゃんとお母さんの感染予防対策5ヶ条

妊婦健診で調べる感染症

検査項目 受診票回数
(使用時期の目安)
ウイルス名 検査目的
血液検査 梅毒血清検査 第1回
(妊娠8週目)
梅毒トレポネーマ 梅毒感染による流産や、赤ちゃんの先天梅毒の発症を予防します。
HBs抗原検査 B型肝炎ウイルス B型肝炎の感染の有無を調べる検査で、お母さんがB型肝炎ウイルスを持っている場合、出産時の赤ちゃんへの感染の予防処置を行います。
HCV抗体検査 C型肝炎ウイルス C型肝炎ウイルスは、肝硬変・肝臓がんの原因ウイルスとして最も頻度の高いものです。
HTL-1抗体検査 ヒトT細胞白血病ウイルス
(HTL-1)
ATL(成人T細胞白血病)やHAM(HTL-1関連脊髄症)の原因であるHTL-1(ヒト白血病ウイルス-1型)の感染の有無を調べる血液検査で、お母さんがこのウイルスを持っている場合は、赤ちゃんへの感染の予防処置を行います。
風疹ウイルス抗体検査 風疹ウイルス お母さんの風疹感染の有無を調べ、先天性風疹症候群の発症を予防します。
HIV抗体検査 ヒト免疫不全ウイルス
(HIV)
ヒト免疫不全ウイルスの感染の有無を調べる検査で、お母さんのHIV感染の早期発見・早期治療と、赤ちゃんのHIV感染を予防します。
クラミジア検査 第8回
(妊娠30週目)
クラミジア お母さんの感染の有無を調べ、感染している場合は、赤ちゃんへの感染を予防するための、必要な処置を行います。
B群溶血性レンサ球菌
(GBS)検査
第11回
(妊娠36週目)

B型溶血レンサ球菌
(GBS)

外陰部、膣、肛門周囲の細菌培養検査を行います。感染している場合は、赤ちゃんへの感染を予防するため、必要な処置を行います。   

※母子健康手帳お渡し時にお配りしている「母子保健手帳 副読本」、「すこやかな妊娠と出産のために」もあわせてご確認ください。
※詳しくは、国立感染症研究所厚生労働省のページをご確認ください。

母子感染を知っていますか(外面)

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  • 【ID】P-10376
  • 【更新日】2024年5月21日
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