より効果的で効率的な自治体経営を進めていくために、那珂市では「行政評価システム」を推進しています。また、平成21年度からは外部評価を導入しています。
行政評価とは
行政評価とは、那珂市の行っている活動を目的ごとに体系化し、それぞれの取組みがどれくらいの効果を上げたのかを評価することで、行政サービスの質の向上を図ると共に、評価結果を市民の皆さんに公表することで透明性の高い行政運営を進めていく取り組みです。
○行政評価は「Plan(計画)」→「Do(実施)」→「Check(検証・評価)」→「Action(見直し)」→Plan→Do→Check→Action…というマネジメントサイクルを循環させていくことで、絶えず行政活動の改善を進めていく仕組みです。行政評価は、この流れを確立するために行われるもので、単に不要な事業を廃止したり予算を削減したりするための道具ではありません。この循環システムにより絶えず行政の仕事を見直すことにより、市民の皆さんにより良い行政サービスを提供していくものです。
○本市では、行政評価がPlan-Do-Check-Actionという「PDCA」の循環する行政サイクルであることから、『行政評価システム』という名称としております。
評価の基本的な考え方
那珂市では、市総合計画において市の将来像の実現に向けて基本的な施策体系を示し、まちづくりの実現に予算や人を投入して行政運営を行っています。評価についても施策体系に基づいて行います。なお、那珂市の行政評価システムは、施策評価と事務事業評価で構成されています。
○施策体系
【市の将来像(及び基本理念)】-【政策】-【施策(及び基本事業)】-【事務事業】
施策評価とは
那珂市が取り組んでいくまちづくりの方向性を目的別に示したもの(施策)について、施策の目的を「対象(働きかける相手)」と「意図(対象にどのようになってもらうか)」で整理し、指標を設定し前年度の活動内容を評価することで、次年度以降の取り組みに反映させるために行うものです。市が事業を行っている意図がより分かりやすくなるとともに、市総合計画の進行管理に役立ちます。
事務事業評価とは
那珂市がまちづくりの目的を達成するために行う具体的な個々の活動(事務事業)について、前年度の活動内容を、目的妥当性、有効性、効率性、公平性の4つの視点から評価し、次年度以降の取組みに反映させるために行うものです。
外部評価とは
市が実施する行政活動とその評価について、有識者等による外部からの意見を取り入れることにより、評価に対する客観性及び透明性を確保するために行うものです。