那珂市は平成17年1月21日、旧那珂町と旧瓜連町が合併して誕生しました。
旧那珂町、旧瓜連町が歩んできた歴史、また那珂市の歴史について説明します。
明治~昭和45年(~1970)
明治21年頃、町村制が公布され旧村が誕生しました。さらに昭和9年には瓜連村から町になり、昭和17年には菅谷村が菅谷町になりました。そして、昭和30年、昭和の大同合併で旧那珂町と旧瓜連町が誕生しました。
保育所や学校校舎などが両町で盛んに建設される他、昭和37年には第1回八重桜まつりの開催、昭和43年に9年ぶりに大助まつりが開催されるなど、文化面においても盛んとなった時代でした。
また消防本部、消防署が設置された後、那珂・瓜連地区消防事務組合、消防署瓜連分署ができたのもこの時代でした。
昭和46年~平成2年(1971~1990)
引き続き教育機関建設が進むなか、瓜連中央公民館が完成するなど住民の生活様式に直接関係する施設も建設されました。
旧那珂町では、国民体育大会開催、核融合研究所が向山に決定、常磐自動車道の開通、オークリッジ市の姉妹都市調印など、以降の町政に関わる大事業が進展した時代でした。
一方旧瓜連町では新庁舎が完成し、静神社、古徳沼が茨城自然100選に、静峰ふるさと公園が日本のさくらの名所100選に指定されるなど観光産業が発展しはじめた時代でした。
また両町で町史の編纂が開始されたのもこの頃です。
平成3年~平成17年1月20日(1991~2005)
旧那珂町ではふれあいセンターよしの、町総合保健福祉センター「ひだまり」、那珂聖苑が相次いで建設されました。また、曲がり屋やとんがりはっとが完成しました。
旧瓜連町でも、公共下水道が使用開始となり、総合センターらぽーる、静駅前町営住宅、瓜連小学校新校舎などが完成しました。
そして平成15年に那珂町・瓜連町合併協議会が設置され、合併、那珂市が誕生しました。また旧那珂町が横手市と友好都市盟約を締結したのもこの頃です。
平成17年1月21日~平成30年(2005~2018)
合併前年に瓜連町閉町式典が行われました。1月21日、那珂市合併・市制施行記念式典が開催され那珂市が誕生し、平成18年6月、市章及び那珂市の花・木・鳥が決定しました。
また、平成17年3月にふれあいセンターよこぼりをはじめとした各地区に市民の集う場が建設されたほか、平成18年10月には市立図書館が完成しました。
平成23年3月には東日本大震災が発生し、那珂市でも甚大な被害がありました。これ以降、自治体や民間団体との災害時における応援協定が結ばれるようになりました。
令和元年(平成31年)~(2019~)
平成31年4月に市内の市立幼稚園を統合したひまわり幼稚園が開園しました。
令和元年6月には那珂市でいきいき茨城ゆめ国体デモンストレーションスポーツとして3B体操が開催され、9月には、県立水戸農業高等学校において国体馬術競技大会が開催されました。
令和6年6月に新たな市民活動拠点となるコミュニティセンターのふれあいセンターすがやが開館しました。