小中一貫教育のねらい

義務教育9年間を見通した教育の推進

　那珂市教育委員会では、平成25年度より2年間にわたって小中一貫教育に関する検討委員会を設置し、市内小中学校の教育課題の分析を行うとともに、解決策についても討議を行って参りました。その結果、児童生徒の発達段階に応じた、系統的できめ細やかな学習指導や生徒指導を推進していくことが、那珂市の児童生徒のより一層の学力向上や豊かでたくましい心身の育成に効果があるとの提言がなされました。その提言を受け、平成27年度より「那珂市小中一貫教育」をスタートいたしました。

小中一貫教育で育てる児童生徒の姿

現代の学校教育は、社会の変化に伴い大きくその環境が変化しています。那珂市の小中一貫教育では、それらの課題を解消し、9年間の連続した学びを通して、自らの夢や憧れに向けて力強く生き抜く児童生徒の育成を目指していきます。

 「子どもの力」を伸ばす取組

　児童生徒の実態を考慮し、既存の教育環境を利活用して、小中の教職員及び児童生徒が交流していくために併設型小中学校として小中一貫教育を推進しています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お小中一貫教育は、本市における教育の質の向上を図る手段の一つであり、目的ではありません。子どもの力を伸ばしていくために、4つの側面から具体的な取組を勘案し、目標実現に迫っていきます。

◇　学力の向上

◇　豊かな心の育成

◇　健やかな体の育成

◇　自分らしい生き方や自立を目指す

小中一貫教育の推進の柱

　各学園・学校の特長を生かし、各校が積極的な連携を図るなど創意工夫を生かした特色ある教育活動を推進するために、次の2つの柱に基づいて進めていきます。

柱1　：9年間の系統性と発達段階に応じた指導計画を検討していきます。

柱2　：小小連携、小中連携などの交流について、各学園の創意ある実践に取り組んでいきます。