令和2年度 那珂市学校教育について
(1)「強い意志と豊かな感性で 社会的自立に向けたくましく生き抜く児童生徒」の育成に向けて
-那珂市の教育の基本となる理念の設定-
ー那珂市教育基本方針ー |
那珂市の先人 「根本 正」 の理念 |
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「ふまれても 根強く忍べ路芝の やがて花咲く 春をこそまて」 本市の名誉市民である根本正は、生前、夢や目標に向けて努力することの大切さや自分に与えられた生命を最大限に生かすことの意味について、多くの言葉を残しました。 中でも、上の道歌は、どんなにつらく困難なことがあっても、目標をもって忍耐強くそれを乗り越えていくことの大切さを私たちに示してくれる言葉です。
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※根本 正(1851年~1933年) 那珂郡東木倉村(現・那珂市)生まれ。水戸藩の役人だったが、新しい知識を得るためアメリカに渡り、バーモント州立大学を卒業。政治家を志して帰国し、三度の挑戦で衆議院議員に当選。国民教育授業料全廃の建議、水郡線鉄道建設に関する建議などを成立させたほか、22年の歳月をかけて粘り強く説得し未成年者飲酒禁止法を成立させるなど、政治家としての業績は高く評価されている。
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「なかっこ宣言」に示す理念 | ||||
人として生きる上で大切な資質として、集会や行事で唱和したり、学級・学年目標に反映させたりして意識付けを図ります。
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(2)「那珂市教育の柱」具現化のコンセプト
○「那珂市教育プラン」に基づく教育活動の推進
○「知・徳・体」のバランスよい成長の促進
○「小中一貫教育」を基本とする教育の推進
(3)基本方針を受けた取組の推進
ア 小中一貫教育に関する取組
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イ 授業改善に資する取組
教科教育 |
「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善を図ります。 ◇学校改善プランを活用した授業改善の推進 ◇カリキュラムマネジメントの実践 |
英語・外国語教育 |
コミュニケーション能力の向上のためALT活用や,生きた英語を使う機会を提供します。 ◇イマージョンスクール等の実施(令和2年度は中止) |
郷土教育 |
郷土を理解し,郷土に対する誇りや愛着を育むとともに,伝統を大切にする心を養う郷土教育の充実を図ります。 ◇那珂市道徳郷土資料集「ひまわり」の活用 |
特別の教科 道徳 |
自らを律しつつ,他人とともに協調し,豊かに生きる力を培うため,考え,議論する授業を取り入れ,道徳教育の充実を図ります。 ◇教科化に向けた授業研究の推進 |
新たなニーズに対応した教育の推進 |
これからの社会形成に必要な能力を身に付けられる教育を推進します。 ◇ICTを活用した授業づくり |
ウ 就学前教育・家庭教育の推進
・スタートカリキュラム、アプローチカリキュラムの推進
・保幼小中連携協議会による幼児教育施設と小中学校の連携強化
エ 特別支援教育の推進
・保幼小中が継続して支援を行う体制づくり
・ユニバーサルデザインに基づく児童生徒支援の在り方
オ カリキュラム検討について
・新学習指導要領に対応した9年間の学びの系統性を生かした教育課程の編成
カ 日本大学文理学部との連携事業について
・児童生徒体験教室への協力
・科学実験,文化フェアin那珂の開催(※生涯学習課)
キ 障がい者差別解消法に基づく研修会
・2年間で全員参加(年3回、1回50名参加) ※令和2年度は中止
・講師 有賀絵理先生(茨城大学非常勤講師)
ク 教育支援センターとこども発達相談センターとの連携について
・センターと学校との連携
・いじめ,不登校未然防止事業「麦の穂プロジェクト」による学校支援