令和6年5月6日、那珂市と台南市(台湾)が友好交流協定を締結しました!
那珂市と台南市の交流のきっかけ
台湾の南西部にある台南市には、旧日本軍パイロットの杉浦茂峰兵曹長が「飛虎将軍」として祭られている、飛虎将軍廟があります。
杉浦兵曹長は、昭和19年、敵軍機との交戦で被弾し墜落する最中も、集落を避けて養殖池方面へ操縦し、その後亡くなられたとされています。集落の人々は杉浦兵曹長を、自らの命と引き換えに戦火から集落を守った恩人として「飛虎将軍」と呼び、尊崇を集めました。
那珂市では、杉浦兵曹長の母が那珂市菅谷の出身であったことをきっかけとして、平成 27 年度から市国際交流協会やグラウンドゴルフなど市民レベルでの交流を続けてきました。
そのような経緯から、観光、経済、文化、スポーツなど幅広い分野での交流促進を目的とした協定締結への機運が高まり、令和5年10月に先﨑市長と黃偉哲台南市長が面会し、友好交流協定を締結することに合意しました。
協定書の内容
日本国茨城県那珂市と中華民国台南市は、相互の信頼と尊敬を礎として、相互の友情を発展させるため、友好交流の締結をすることに合意する。
1 両市は平等の立場で、友好関係を構築する。
2 両市及びその市民は、文化、教育、スポーツ及び経済などの幅広い分野における交流を通じて、さらなる発展と互いの理解と連携を深めることに努めるものとする。
3 両市は、交流に関する事業の必要に応じて、協議し双方の合意により交流事業を行うものとする。
台南市はどんなどころ?
○位置
台湾の西海岸沿いの南方に位置し、首都である台北市から台南市へは新幹線で約2時間。
台南市中心部への移動時間は、成田空港から桃園国際空港まで飛行機で約4時間、その後車で約5時間。
(便数は少ないが、高雄国際空港からは車で約1時間)また、空港から新幹線でのアクセスも可能。
○人口 約185万人
○天候 亜熱帯モンスーン気候、1年の平均気温が24.1℃と温暖で、雨が少なく日照時間が台湾で最も長い。
○時差 日本より1時間遅い。
○産業 農業、工業(半導体企業)、商業
○観光 台湾の「京都」と呼ばれ、風情ある街並みや史跡が市内各所に見られる。また「美食の都」とも称され、多彩なグルメやおしゃれなカフェなどたくさんの魅力がある。
○観光名所 台南孔子廟、安平古堡(あんぴんこほう)、花園夜市、神農街(しんのうがい)、四草緑色隧道(しそうりょくしょくすいどう)、奇美美術館、林百貨、烏山頭(うさんとう)ダム ほか多数
◆関連リンク
台南市ホームページ(日本語版)