毎年11月12日から、「女性に対する暴力撤廃国際日」である11月25日までの2週間は、「女性に対する暴力をなくす運動(パープルリボン運動)」の期間です。
夫・パートナーからの暴力、性犯罪、ストーカー行為、売買春、セクシュアル・ハラスメントなどの女性に対する暴力は、女性の人権を著しく侵害し、決して許されない行為です。
本来、暴力は、その対象の性別や間柄を問わず、許されるものではありませんが、暴力の現状や、男女の置かれている現在の社会構造の実態からみると、特に女性に対する暴力について早急に対応する必要があるとして、この期間に女性に対する暴力をなくすための取組を一層強化することとしています。1人で悩まず、勇気を出して相談してみませんか。
パープルリボン運動とは?
1994年、アメリカ・ニューハンプシャー州のベルリンという小さな町で、女性に対する暴力の被害当事者によって始まった運動です。世界を子どもや大人の暴力被害者にとってより安全なものにしたいという気持ちは、次第にアメリカ全土に広がり、現在では多くの国で運動が行われています。日本では、2000年にアジア女性センターによって持ち込まれ、翌年から運動が始まりました。
パープルリボンには、「女性への暴力を許さない」「女性への暴力の根絶」というメッセージが込められています。
この期間にパープルリボンを身につけて、「女性に対する暴力をなくす運動」の周知活動に参加してみませんか。
パープルリボンツリーを展示しています
「女性に対する暴力をなくす運動」期間及び「茨城県男女共同参画推進月間」である11月中、女性に対する暴力根絶のシンボルであるパープルリボンと、同じく11月が推進月間である児童虐待防止のシンボルであるオレンジリボンを飾ったツリーを市役所本庁舎ロビーに展示しています。
女性に対する暴力根絶のためのシンボルマーク
女性に対する暴力根絶のためのシンボルマークは、女性が腕をクロスさせた姿を描いており、女性の表情、握りしめたこぶし、クロスさせた腕により、女性に対する暴力を断固として拒絶する強い意志を表しています(内閣府男女共同参画局作成)。
性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター
電話番号・・・#8891(性暴力被害者サポートネットワーク茨城につながります)
平日・・・午前9時から午後5時まで
土日祝日、夜間の電話は、「内閣府コールセンター」に転送されます。
※「#8891」につながらない場合は、「0120-8891-77」(通話料無料)または「029-350-2001」におかけください。
※年末年始は休み
茨城県女性相談センター(女性の悩み全般について)
《電話相談》
電話番号・・・029-221-4166
平日・・・午前9時から午後9時まで
土日祝日・・・午前9時から午後5時まで
《来所相談》
平日、土日・・・午前9時から午後5時まで
※電話で予約のうえ来所してください。
※電話相談、来所相談ともに、年末年始は休み
茨城労働局総合相談コーナー(職場のハラスメントについて)
電話番号・・・029-277-8295
平日・・・午前8時30分から午後5時15分まで
※年末年始は休み
DV相談+(内閣府のDV相談)
電話番号・・・0120-279-889
チャット相談・・・DV相談+ホームページからアクセスすることができます。
※電話は24時間受け付け、チャット相談は正午から午後10時まで受け付け。
みんなの人権110番(女性の人権に関する相談など)
電話番号・・・0570-003-110
平日・・・午前8時30分から午後5時15分まで
※相談内容に応じた振り分け機能が導入されています。
自動音声ガイダンスに従い、相談を希望する人権問題の内容に応じ、番号を押してください。
〇女性の人権に関する相談→1番
〇高齢者の人権に関する相談→2番
〇障害者の人権に関する相談→3番
〇その他の人権問題に関する相談→4番