リチウムイオン電池(バッテリー)からの火災に注意!
近年、猛暑対策として着用者が急増しているファン付きウェアですが、そのファン付きウェアから出火する事例が発生しています。その原因はファン付きウェアに内蔵されたリチウムイオン電池からの発火によるものです。ファン付きウェア以外にも私たちの生活には数多くのリチウムイオン電池を使った製品が存在しています。小型でも高電圧出力をできるためメリットも多くありますが、誤った使い方や保管方法により思わぬ事故へと繋がってしまいます。ここ5年間の調査では全国で1,000件以上の火災が発生していることからも、改めて注意をお願いします。
リチウムイオン電池を使用した主な製品
・スマートフォン
・ノートパソコン
・電動自転車
・携帯用扇風機
・電動工具
・加熱式たばこ
・懐中電灯
・ゲーム機、おもちゃなど
出火防止対策
1 落下等で衝撃を与えないこと。
2 専用の充電器又はアダプタを使用し、定められた充電時間を守ること。
3 高温になる場所や水が掛かる場所に放置しないこと。
4 異常が見られたり、性能が落ちた電池は使用しないこと。
5 電池を捨てる時は、家電量販店やホームセンター等の回収ボックスを利用するか、市ホームページで回収方法をご確認ください。
※リチウムイオン電池は過放電状態が続くと電池が劣化して、充電できなくなってしまいます。
使用しない際は、機器から外して湿気の少ないところに保管するか、機器から取り外せない場合は完全に電源を切ってください。
また満充電状態にした状態で長期保管すると、電池の電圧が高い状態で保たれるために電池材料に負担がかかり、劣化が大きくなります。
セル内部では、劣化に伴い電解質が酸化しガスが発生します。 そのためバッテリセルが寿命に近づくと、内装電池が膨らむ場合があります。
那珂市ホームページ(環境課)
https://www.city.naka.lg.jp/kurashi-tetsuduki/gomi/wakekata/page006166.html
参考資料
全国危険物安全協会ホームページ(PDF)
『意外と身近に、危険物』
https://www.zenkikyo.or.jp/znk-w/wp-content/uploads/2023/04/public_leaflet_2304.pdf