水道事業について
水道事業は地方公営企業法(昭和27年法律第292号)の適用を受ける事業です。
水道事業の経営は、地方公営企業法の経営の負担の原則(第17条の2)により、
独立採算制(第2項)で事業を行っております。
独立採算制とは、みなさまが使用した水量に応じて支払っていただく料金(水道料金)収入で、
すべての経費をまかなうということです。
つまりは、水道事業の通常業務の費用(人件費、電気代、薬品費等)、
建物及び施設(道路に埋まる水道管を含む)の修繕など維持管理費用はすべて、
みなさまがお支払いただく水道料金によってまかなわれているということです。
この独立採算制で水道事業を行うということが、
水道事業を経営する公営企業によって水道料金が異なる原因の一つになります。
維持管理経費について
みなさまに安全、安心な水を安定的に送り続けるためには、
浄水場の建て替えや古くなった水道管の取り替えなどで費用がかかることになります。
この費用の資金については、自己財源(みなさまに納付していただく水道料金を含む)を
充てることになりますが、不足する場合には、国からの借入を行うことになります。
そして水道施設ができ、みなさまへのご家庭へ水道の水をお届けし、
お使いになった使用水量に基づいて水道料金をいただきます。
この水道料金収入の中から、毎年少しずつ借りたお金に利息を付けて返済しながら、
水道の経営を行っています。
那珂市の水道事業の経営について
現在の水道料金は、平成9年に料金改定を行ったものです。
それ以降、水道料金の値上げは行っておりません。(消費税等の税率の変更は除く)
那珂市水道事業では、現在、老朽化が進んでいる木崎浄水場と瓜連浄水場を統廃合し、
木崎浄水場を大きく新しくする事業(この事業を「更新事業」といいます)を行っております。
この事業については、莫大な費用が必要となります。
木崎浄水場の更新事業は、令和7年度までの予定で事業を進めております。