低入札価格調査制度の改正と最低制限価格制度の導入について
1.概要
これまで那珂市では、1件の請負に付する額が130 万円以上の建設工事の入札には低入札価格調査制度を適用してきましたが、公共工事の更なる品質確保を図るとともに、ダンピング受注による公正な取引秩序の阻害、下請け業者へのしわ寄せ、労働条件の悪化、安全対策の不徹底等を未然に防止することを目的として、平成29年6月1日以降に入札公告又は指名通知を行う建設工事の入札には、
設計金額が3,000万円以上の場合は、低入札価格調査制度を適用し、
設計金額が130万円以上3,000万円未満の場合は、最低制限価格制度を適用します。
2.低入札価格調査制度の改正について
平成29年6月1日以降に入札公告又は指名通知を行った建設工事の入札から、設計金額が3,000万円以上の場合は、低入札価格調査制度の対象とします。また、新たに数値的判断基準価格を導入し、事情聴取等その後の調査を行うことなく失格とします。また、調査を行う場合の判断基準を具体的に制定します。
3.最低制限価格制度の導入について
平成29年6月1日以降に入札公告又は指名通知を行った建設工事の入札から、設計金額が130 万円以上3,000 万円未満の場合は、最低制限価格制度の対象とします。
※ 制度の詳しい内容につきましては、「平成29年度 入札制度の改正について」及び各要綱等をご参照ください。