パブリック・コメント制度とは、市が計画や条例などを策定するときに、案の段階で市民の皆さんに公表し、その案に対するご意見等を募集し、寄せられたご意見などを考慮しながら最終案を決定するとともに、寄せられたご意見等に対する市の考え方もあわせて公表していく一連の手続きをいいます。
この制度を導入することにより、政策等の策定の過程における公正の確保と透明性の向上を図り、市民とともに歩む協働の市政を推進して行きます。
那珂市では、平成19年11月22日に「那珂市パブリックコメント手続に関する要綱」を作り、正式に制度をスタートしました。
■制度の対象事項
市民生活等に重大な影響を及ぼすと考えられる政策の策定、条例の制定等のうち、次に該当するものについて実施します。
・市の基本的な政策を定める計画、個別行政分野における政策の基本方針等を定める計画の策定等
・市政に関する基本方針を定める内容とする条例の制定等
・市民等に義務を課し、又は権利を制限することを内容とする条例の制定等
(地方税の賦課徴収並びに分担金、使用料及び手数料の徴収に関する事項を除く。)
■案の公表方法
市のホームページへ掲載、担当課、市立図書館及び瓜連支所で閲覧できるようにします。
■意見の提出
案の公表時に、意見の提出期間、提出方法などを明示します。
案を公表してから30日程度の意見募集期間を設けます。
提出方法は、郵便、ファクシミリ、電子メール、指定する場所への書面による提出とします。
■提出された意見の取り扱い
提出された意見などを考慮しながら、最終案を策定するとともに、寄せられた意見及びその意見に対する市の考え方も公表します。
また、提出された意見を踏まえて公表した案を修正したときは、その修正内容及び修正理由を公表します。