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希望郷いわて国体に行ってきました
【馬術競技編】
競技会会期 10月2日(日)から6日(金)5日間
競技会会場 岩手県競馬組合水沢競馬場
<奥州市内の様子>
奥州市には、東北新幹線「JR水沢江刺駅」と東北本線「JR水沢駅」があります。駅構内には総合案内所が設置され、みなさんをお出迎えしています。駅から無料シャトルバスが運行されており、競技会場まで行くことができました。
奥州市役所水沢庁舎です。庁舎入口に、水沢工業高等学校の生徒さんが制作したカウントダウンボードが設置されていました。視察日が9月30日でしたので、あと1日と表示されています。
奥州市では、10月1日の開会式の日から、ウエイトリフティングの競技が開催されました。全7競技行われ、市内各地で熱戦が繰り広げられました。
<馬術競技会の様子>
馬術競技の運営は、まず馬が競技会場に設置した厩舎に入ること(入厩:にゅうきゅう)から始まります。9月29日(木)から入厩を開始し、10月1日(日)午前中までに、全国から競技会に出場する馬を受け入れなければなりません。登録馬のチェックや防疫対策、厩舎までの移動などに多くの係員が対応します。
競技会場の様子です。馬術競技の会場は水沢競馬場なので、とても敷地が広いです。
各都道府県の歓迎のぼり旗や各所にプランターを配置して、みなさんを迎えてくれます。
入口に受付があり、パンフレットなどを配布しています。また、入ってすぐに売店ブースや総合休憩所がありました。
売店ブースの中に、おもてなしのコーナーがあり、毎日違うメニューでふるまわれました。また、茶道裏千家淡交会岩手南支部のみなさんと、市内高等学校茶道部の生徒さんたちによる抹茶のふるまいもありました。
ポニーの乗馬体験やポニーショーもあり、小さなお子様も楽しんでもらえる工夫がされていました。
競技会場は、走路の中に仮設で設置されていました。「馬場馬術競技会場」と「障害飛越競技会場」の2か所があります。
競技種別は、成年男子、成年女子、少年で、競技種目数は、23競技です。
≪競技日程≫
月 日 | 競技番号 | 競 技 種 目 |
第1日 10月2日(日) |
第1競技 | 成年男子 馬場馬術競技 |
第2競技 | 少 年 馬場馬術競技 | |
第3競技 | 成年女子 二段階障害飛越競技 | |
第4競技 | 成年男子 トップスコア競技 | |
第5競技 | 少 年 スピードアンドハンディネス競技 | |
第6競技 | 成年男子 ダービー競技 | |
第2日目 10月3日(月) |
第7競技 | 成年女子 馬場馬術競技 |
第8競技-1 | 成年男子 国体総合馬術競技(馬場馬術) | |
第9競技 | 成年女子 ダービー競技 | |
第10競技 | 少 年 標準障害飛越競技 | |
第11競技 | 成年男子 スピードアンドハンディネス競技 | |
第12競技-1 |
少 年 団体障害飛越競技(1回戦・準々決勝) | |
第3日目 10月4日(火) |
第13競技 | 成年男子 自由演技馬場馬術競技 |
第14競技 | 少 年 二段階障害飛越競技 | |
第15競技 | 成年女子 標準障害飛越競技 | |
第16競技 | 少 年 リレー競技 | |
第8競技-2 | 成年男子 国体総合馬術競技(障害飛越) | |
第4日 10月5日(水) |
第17競技 | 少 年 自由演技馬場馬術競技 |
第18競技 | 成年男子 標準障害飛越競技 | |
第12競技-2 | 少 年 団体障害飛越競技(準決勝・決勝) | |
第19競技 | 成年女子 トップスコア競技 | |
第20競技 | 少 年 ダービー競技 | |
第5日 10月6日(木) |
第21競技 | 成年女子 自由演技馬場馬術競技 |
第22競技 | 少 年 トップスコア競技 | |
第23競技 | 成年男子 六段障害飛越競技 |
「馬場馬術競技」は、長方形(20m×60m)の馬場内で、三種の歩き方である常歩(なみあし)、速歩(はやあし)、駈歩(かけあし)で、前進・停止・後退をしたり、あるいは直進・斜め・円形・波形に馬を進めたりして、躍動感に満ちた様々な運動を演じ、馬の調教レベル、騎手の技量を競います。規定演技と自由演技があり、技術と芸術性を評価します。
競技中は、静かに観覧です。初めて観る方にも、アナウンスで、競技をわかりやすく説明してくれました。
「障害飛越競技」は、馬場内に設置された障害物を過失なく飛び越す競技です。障害物を構成する横木(バー)を落としたり、障害前で拒止などがあると減点となり、走行途中に拒止などの反抗が2回あったり、落馬したり、コースを間違えたりすると失権となります。
障害物は、競技会ごとに趣向を凝らして作られ配置されるため、馬がどんな形や色にも驚かず飛び越えるように調教されていなければなりません。障害物のデザインには、ご当地障害物(キジ、南部鉄器、江刺リンゴ、正法寺など)がありました。
障害物の設置(コースビルダー)は、陸上自衛隊第9特科連隊の方たちです。会期前から設置の練習をしていました。素早い動きで設置していきます。
障害飛越競技には、定められたコースを規定時間で走行する「標準障害飛越競技」や難度に応じて40点から120点までの障害物を、60秒の規定時間内に自分の希望する順番と方向で飛越する「トップスコア競技」などがあります。
5日間の全日程終了です。表彰式は、総合休憩所で行われ、天皇杯(男女総合優勝)と皇后杯(女子総合優勝)はともに東京都でした。
競技終了後、馬も帰る準備です。厩舎から出る作業(退厩:たいきゅう)も、馬運車の受け入れ台数が超えないよう各都道府県の退厩時間を調整し、退厩の時間に合わせて係員が荷物を運び、馬運車に詰め込みます。
関係者の皆さん、お疲れ様でした。
≪茨城県出場選手≫
種 別 | 選 手 | |
氏 名 | 所 属 | |
成年男子 | 仙波 勇 | ホースライディングスクエアーエボルブルス |
古田 慶幸 | ホースガーデン | |
笹沼 和之 | ライディングクラブウインズ | |
成年女子 | 土田 静佳 | ホースライディングスクエアーエボルブルス |
少 年 | 春日 耀斗 | 土浦日本大学中等教育学校 |
◎出場競技名及び結果
競 技 名 | 選 手 名 | 馬 名 | 結果 |
成年男子トップスコア競技 | 古田 慶幸 | クレイジーコーラル | 3位 |
少年スピードアンドハンディネス競技 | 春日 耀斗 | クレイジーコーラル | 失権 |
成年男子ダービー競技 | 仙波 勇 | アラモードZ | 11位 |
成年女子ダービー競技 | 土田 静佳 | アラモードZ | 11位 |
少年二段階障害飛越競技 | 春日 耀斗 | アラモードZ | 11位 |
成年男子国体総合馬術競技 | 笹沼 和之 | ヴァルキューレ | 8位 |
成年女子トップスコア競技 | 土田 静佳 | ヴァルキューレ | 22位 |
成年男子六段障害飛越競技 | 古田 慶幸 | クレイジーコーラル | 3位 |
成年男子トップスコア競技及び成年男子六段階障害飛越競技に出場した、古田慶幸選手とクレイジーコーラルが、それぞれの競技で「第3位」となり、素晴らしい結果を残してくれました。また、成年男子国体総合馬術競技に出場した笹沼和之選手とヴァルキューレが「第8位」入賞となりました。
六段階障害飛越競技は、直線状に約11mの間隔で配置された6つの障害物を連続して飛越する競技です。最初6つ目の障害物が150センチメートルになるように配置され、同点者が2名以上の場合は、ジャンプオフとなり、障害の高さを上げていきます。
古田選手とクレイジーコーラルは、3度の飛越を成功させ、4度目の179センチメートルで惜しくもバーを落としてしまいました。今大会は、最終的に189センチメートルまでバーが上がりました。競技終了後に、一般観覧の方たちに競技場内を開放し、189センチメートルの高さを間近で実感することができました。
馬術競技は、国体競技の中で唯一生きものと行うスポーツです。全国各地から訪れる馬の防疫対策や健康管理も重要です。
45年ぶりに開催される2019年茨城国体でも、選手と馬がベストな状態で競技に臨めるように万全な体制を整え、競技会に関係する方や観覧に来てくださる方、また、那珂市の皆様の記憶に残るような競技会になればと思います。
【3B体操編】

期 日 10月2日(日)
会 場 雫石町営体育館
<会場の様子>
会場となる雫石町営体育館の玄関には、お花と看板のほかに、自動ドアとタイルに国体のステッカーが貼ってあり、歓迎のお出迎えをしています。
屋外には観光物販ブースが設けられ、名産品の販売が行われていました。
フロアでは、岩手県内復興状況のパネル展示や復興への応援メッセージ記載コーナーが設けられていました。また、雫石町のマスコットキャラクター「しずくちゃん」と鶯宿温泉観光協会のマスコットキャラクター「ケチョきち」の写真撮影用パネルに3B体操の道具を飾り付けて一緒に撮影できるようになっていました。
-わんこきょうだいとは-
岩手県でおなじみの「わんこそば」と国内漆生産日本一を誇る漆を使った「漆器」をかけあわせたメインキャラクターの「そばっち」と、県内4つのエリアに分けて、それぞれのエリアを代表する食材を盛り付けたキャラクター「こくっち」「とふっち」「おもっち」「うにっち」の5つのキャラクターを「わんこきょうだい」と言います。
<発表等の様子>
参加者数は、会員のほか一般参加及び雫石小学校1,2年生の参加により約1,000人となりました。
はじめに歓迎アトラクションとして「安庭民謡省一会」の披露があり、その後開会式が行われました。
開会式後、まず一般参加者対象の交流タイムが行われました。ボール、ベル、ベルターを使い、「わんこきょうだいのうた3B体操バージョン」や雫石町出身の福田こうへいさんの代表曲「南部蝉しぐれ」など、岩手県開催らしい楽曲で楽しく体操をしたり、チーム対抗のリレーをしたりしました。チーム対抗リレーも、ベルを組み合わせたお椀をバトンの代わりにして走り、真ん中にいる雫石よしゃれ祭りの衣装を着た方やケチョきちに扮した方たちに、「そば」や「豆腐」などにみたてたご当地食材を届けます。様々な衣装を着た方たちは、雫石町長や来賓の方だったため、大いに盛り上がりました。 岩手県らしさをたくさん取り入れた交流タイムとなりました。
会員発表は、南部・中部・北部の支部ごとに発表がありました。南部はボール、中部と北部はベルターを使って発表をしました。支部ごとにそろえたユニフォームで、体育館いっぱいに使った演技はとても見ごたえがありました。その後の指導者発表は、素敵な衣装を身にまとい、曲に合わせて優雅に踊るような体操を披露していました。
閉会後には、一般参加者に向けて、「3Bもち」がふるまわれました。雫石産のバターナッツかぼちゃとブロッコリー、黒米を使ったおもちです。素材の色が鮮やかに出ていて、甘さ控えめなおもちでした。
今回の岩手県開催の3B体操は、約1,000人の参加となる盛大なものでした。3年後の茨城県で開催する国体でも、多くの方に参加していただけるよう、周知活動をしていくことが必要です。
3B体操の道具に使い方のルールはなく、どなたでも楽しめる健康体操です。みなさんも3B体操で国体に参加しましょう!
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- 2016年10月27日
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