建物解体現場を活用した警防救助訓練実施。
市消防本部では、12月10日(水)11日(木)市内において、解体予定の建物を活用した警防救助訓練を実施しました。実際の建物を使用することで、火災現場の状況をよりリアルに再現し、隊員の判断力や技術向上を図ることを目的として行いました。
実施した訓練内容
屋内進入訓練、ベンチレーション訓練
- 煙が充満した建物を想定し、安全確保しながら内部へ進入、要救助者の検索、救出方法を実践しました。
- 煙や熱の排出を行うための開口部確保方法を確認しました。



ベランダ進入訓練、筒先注水要領
- 外部からのアクセスが必要な状況を想定し、梯子を使用した進入方法を確認しました。
- 火点への進出や火勢に応じた注水操作方法を確認しました。



ドア開放訓練
- 火災発生時や建物内に取り残されている状況を想定し、施錠された玄関ドアを安全に破壊・開放して内部へ進入する強制開放要領の確認をしました。


実際のアパート構造を使ったことで、建物特有の間取りや動線を確認しながら、隊員が連携して消火・救助活動を行えました。
今後も、市民の生命・財産を守るため、実践的な訓練を継続してまいります。