万葉グループさわらび 本文へジャンプ
万葉グループ
さわらび

「さわらび」について
 「万葉グループさわらび」は、万葉集を学ぶサークルで、万葉歌碑を巡ったり、万葉植物の観察に出かけたり、万葉集中の「常陸の歌」について学んだりしています。
 わらびは新葉を古くから食用としていました。これを「さわらび(早蕨)」と言います。万葉集巻8の巻頭には、さわらびを詠んだ志貴皇子(しきのみこ)による「よろこびの御歌(みうた)
(いわ)ばしる垂水(たるみ)の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも
があります。「垂水」は滝のこと。小さくて柔らかな柔毛に包まれた「さわらび」。陽光はさんさんと輝き、滝の飛沫は飛び散り、柔毛に包まれたさわらびが萌え出た。すべてに春が溢れた光景です。
 「よろこびの御歌(みうた)」のように、みずみずしい心を持って、向上心を忘れずに、よろこびにあふれた気持ちを抱いて、成長したいと願っている仲間の集まりです。
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