いぃ那珂暮らし

D I Y 講座＆ まち歩きツアー

　知らなかったまちで、暮らしを楽しむヒントを見つけよう。そんなコンセプトで企画された「DIY 講座＆まち歩きツアー」。

これまでにない視点でいぃ那珂暮らしに触れていただくこのツアーに、市外から8 名の方々が参加しました。

すぐに仲間になってバーベキューランチ

　ツアー一行を乗せたバスは、最初の目的地「那珂アーバンキャンプフィールド」へ。ここは街ナカで気軽にデイキャンプやバーベキューが楽しめる地域でも人気のスポット。ここで那珂市のあれこれをみなさんにご紹介した後、参加者それぞれ「はじめまして」のご挨拶と簡単な自己紹介。一人でやって来られた方がほとんどですが、みなさんすぐに打ち解けた雰囲気でトークを楽しみ、その流れでバーベキューの準備へ。なかなか火がまわらないところ、一人の女性が慣れた手つきでササッとこなすと一同から感嘆の声が。アウトドア好きな女性のおかげで無事バーベキューがスタートし、和やかなランチタイムを楽しみました。

　続いてやってきたのは、市北西部の瓜連地区で建築資材の小売業を営む「楠見材木店」。社長の澤畑佳宏さんと奥様が講師となりクロス貼りをレクチャーいただきました。みなさんに配られたのは約30cm 四方の板。これに糊付きのクロスを端から貼り、軍手の滑り止めがついていない方でシワにならないように伸ばしていきます。糊付けされているクロスは貼り直しができ、ちょっと失敗しても戻して再トライできるそうです。みなさん初めての体験でしたが、「これなら簡単かも」と自宅で壁紙の模様替えをしてみたいとおっしゃっていました。

　その後は澤畑社長にDIY や木工について質問やフリートーク。その中で澤畑社長が県産の檜（ひのき）を使用した生活雑貨やギフト商品を製造している話になり、一例として写真をレーザーで檜の板に焼き付けるサービスを紹介したところ、みなさん興味津々。「このイラストもできますか？」「サイズは？」と質問ぜめ。「では試しにやってみましょうか」と、オフィスで急遽実演していただくことに。みなさん、お気に入りの写真を温もりのある木のアートボードにして飾れることに感動していました。

酒屋なのにコーヒー！？を体験

　次のスポットは「楠見材木店」から歩いて2、3 分のところ、JR 水郡線の踏切そばにある「千葉酒店」。みなさん口々に「酒屋って聞いてたけど…」「コーヒーの看板があるよ！？」と首を傾げながら店内へ。ここは昭和10 年に開業し現在3 代目となる千葉孝之さんが営む酒店。日本酒、ワインは自分の基準でこれぞと思うものを全国から取り寄せているそうです。そんな話をしながら、千葉さんはコーヒーを淹れ、お手製のナッツのタルトケーキをみなさんに振舞われました。そして、みなさんから「なぜコーヒーも？」の質問には「コーヒーが好きだったので」と。好きが高じて自家焙煎の豆も扱う千葉さんとしばしコーヒー談義。好きなものにとことん向き合い、それを求める人たちのために仕事をする。そんないぃ那珂暮らしを満喫する店主の話をみなさん楽しんでいました。

　今回参加されたみなさんは、「那珂市って存在は知っていたけど来たことはなかった」方ばかり。初めてのまちを歩くのはワクワクするようで、次の「カミスガプロジェクト」の拠点へは立ち並ぶ商店や家々を見ながらのんびり歩いて行きました。瓜連は静かな市街。車もあまり通らず「とても閑静なところで落ち着く」「時間がゆっくり流れている」との声が聞かれました。そうするうちに街道沿いにスーパーマーケットらしきものが見えてきました。

まちの活性化を目指す「カミスガプロジェクト」の拠点へ

2023.10.21 開催　DIY 講座＆まち歩きツアー
［主催］那珂市 政策企画課
［旅行実施］有限会社山方観光バス
［運営］株式会社FRASCO