移住体験ツアーレポート

2022.10.22開催NEW

いぃ那珂暮らし移住体験 日帰りバスツアー

毎年、那珂市が企画する移住体験ツアーには、市内のお試し居住施設に宿泊してたっぷり那珂市の魅力を味わう一泊二日のコースがありますが、「もっと気軽に行ってみたい!」という声にお応えして始まったのが日帰りのバスツアー。朝、都内を出発して那珂市を巡り、夕方には帰って来られるので、「まずは行ってみよう!」「ちょっとのぞいてみようか」と考えているかたにオススメなのです。

今回の日帰りバスツアーには、東京、神奈川、千葉から5名のかたが参加。みなさんSNSや移住関連サイトなどでツアーを知り、首都圏から近く自然豊かな那珂市が気になり参加されたそうです。

<行程>
08:30
東京を出発
10:45
農産物直売所「ふれあいファーム芳野」を見学・買い物、市民農園を見学
11:25
「しどり園芸」で農業体験
12:35
「木内酒造」で買い物
13:15
「旬菜CAFE ふ輪り」で先輩移住者のかたとランチ
15:15
「那珂湊おさかな市場」で買い物
18:30
東京着

1.農産物直売所「ふれあいファーム芳野」&市民農園

市の中心部にある那珂インターを降りたバスは、のどかな田園風景を抜けて最初の到着地「ふれあいファーム芳野」へ。まずは那珂市の説明会で市の基本的な情報や移住支援についてご紹介しました。

2022年10月22日 日帰りバスツアー1

その後は直売所で地域の生産者が育てたいろんな種類の野菜や果物、味噌など手づくりの加工品をチェック。「どれも美味しそう」「安いんですね」との声もあがり、全員がお土産にあれこれと買い物をされていました。そして次の場所へ移ろうとしているところ、直売所のかたから「ちょっと待って!」と、サプライズで野菜のプレゼントが。気さくに話しかけ手渡すお店のかた、みなさんニッコリ♪

2022年10月22日 日帰りバスツアー2

続いて直売所の向かいにある市民農園へ。この日は土曜日ということもあって、多くのかたが土をいじり、野菜の手入れをしている様子を見ることができました。この市民農園は年間わずか8,000円で1区画30平方メートルの畑が自由に使えるもの。全部で100区画という広大な農園を見学し、野菜づくりに興味があるという参加者のかたは農園をあちこち撮影していました。

2022年10月22日 日帰りバスツアー3

2.「しどり園芸」で農業体験

先ほどの「ふれあいファーム芳野」は、地域の農業の活性化を目指す市橋陽平さんが組合長として運営されていますが、その市橋さんの本業がこちらの「しどり園芸」。サイネリアやカーネーション、シクラメンなど一年を通してさまざまな花を育てる花卉栽培農家さんです。ツアー一行が到着すると、市橋さんご夫妻が温かくお出迎えしました。 東京からバスの旅でお疲れでしょう、とまずは奥さまがティーブレイクへご案内。シクラメンなどがたくさん並ぶハウスの中で席についたみなさんの前にはティーセット、そしてきれいな花びらを集めたお皿が。「エディブルフラワーといって食べられるお花なんです。これもこの一画で栽培しているんですよ。どうぞ食べてみてください」と。無農薬で化学肥料を一切使用せず、専用に育てられたマリーゴールド、バーベナ、ビオラなど色とりどりの花びらをみなさん口にし、これもエディブルフラワーをいれたお茶でほっと一息。「炒って乾燥させたら、こうしてお茶にもなるんです。サラダにはもちろん、クラッカーにのせてそのまま食べてもいいですし、他にも砂糖漬けにしてアイスやスイーツに飾ったり、アイスキューブに入れて冷凍したらお花入りの氷ができてドリンクに入れてもきれいですよ」といろいろお話を伺い、みなさん興味津々。奥さまにいろいろ質問して、花の食談義を楽しんでいました。

2022年10月22日 日帰りバスツアー4

続いて奥さまから陽平さんにバトンタッチ。陽平さんが日々行なっているシクラメン栽培の手入れ方法をみなさんにレクチャーしました。「花屋さんに並ぶシクラメンって茎がピーンと伸びていますよね? あれはこうして成長段階で専用の輪をかけてまっすぐ咲くようにしているんです」。しかも、咲いた花を何度も抜くことでいいお花になるそうで、みなさんも花を茎から抜いて輪っかをかける作業を体験。「この手間があるからキレイなお花になるんですね」と感心する声があがり、花農家さんの仕事のあれこれを質問されていました。

2022年10月22日 日帰りバスツアー5

3.「木内酒造」で買い物

フクロウラベルのビールは見たことがあるという参加者も、それがここ那珂市の木内酒造でつくられているとは知らなかったようです。創業約二百年の酒蔵の門をくぐったみなさんは、その伝統を感じながら本店へ。

2022年10月22日 日帰りバスツアー6

日本酒やフクロウラベルの常陸野ネストビールなどが並ぶ店内を、みなさんじっくり見てお土産選び。特に人気があったのは梅酒でした。商品を手にするかたに、この梅酒は日本一になったんですよと伝えると、「そうなんですか? 帰って飲むのが楽しみです!」と嬉しそうにしていました。

4.「旬菜CAFE ふ輪り」で先輩移住者のかたとランチ

さあ、ここでお昼です。バスは上菅谷の市街地から5分ほどのところにある「旬菜CAFE ふ輪り」へ。この店のシェフも移住してきたかたで、那珂市の美味しい野菜に惚れ込み、旬の素材を活かした料理を提供する地元でも人気のお店です。

2022年10月22日 日帰りバスツアー7

ほぼ貸し切り状態で始まったランチタイムは、市の職員と茨城出身のツアーガイドのほか、スペシャルゲストで東京から那珂市に移住した前橋学さんを迎え、それぞれが感じる那珂市のあれこれを話しながら食事を楽しみました。

2022年10月22日 日帰りバスツアー8

特に前橋さんには、「気候は?」「住んでみてどうですか?」「お店はある?」「住まい探しは?」など質問が集中。移住経験者として暮らしの実際のところを聞いては頷き、次々に運ばれる野菜を活かした料理にも頷いていました。

最後はお隣りのひたちなか市にある「那珂湊おさかな市場」で買い物をして、一路東京へ帰路についたみなさん。途中、今回のツアーについて感想を伺うと、「知らなかった花農家さんの仕事を間近にみて興味をもった」「前橋さんが那珂市に移住を決めたポイントについて聞けたのがよかった」「野菜がおいしいのが魅力」などの声が。
日帰りということで短い時間のなかでも、市内の様子を実際に肌で感じ、のどかな風土の恵みを味わい、何より那珂市で働く人、暮らす人の生の声を聞けたことで、移住したい気持ちがより大きく膨らんだのではないでしょうか。みなさんの移住に向けての活動を、那珂市は全力で応援します。

2022年10月22日 日帰りバスツアー9

2022.10.22開催 いぃ那珂暮らし移住体験 日帰りバスツアー
[主催]那珂市 政策企画課
[企画・運営]近畿日本ツーリスト株式会社