いぃ那珂暮らしの人々 小松﨑 孝志さん

いぃ那珂暮らしの人々 vol.10

自分が子どもの頃にしていたことができる。

自分が子どもの頃にしていたことができる。

以前はひたちなか市に住んでいた小松﨑さん。奥様の葉月さんの 仕事場が水戸にあり、その途中にある那珂市の幼稚園にお子さんを 通わせていたそうです。小学校に上がるのを機に、幼稚園のお友達 が行く学区へ移るために那珂市へ移住しました。ご主人はひたちな か市の出身。隣接する那珂市にはあまり来たことがなかったそうで す。実際、住まわれてどんな感想をお持ちなのでしょう。
 「自然が豊かで、遊び場がたくさんあるのがいいですね。子ども はのびのび元気に育ってほしいと思っていましたから、ここは理想 の環境にあると言えます」
 ご主人は3人のお子さんを連れ、近くの公園や田んぼのあぜ道に ザリガニやドジョウ、カブトムシを取りによく出かけるそうです。
「都市部ではペットショップで売っているようですが、お金を出し て得るより、探して捕まえるそういう体験が大切だと思う」と自身 の子どもの時の体験を振り返りながら語っていました。

出かけるたびに体験が待っている。

出かけるたびに体験が待っている。

子育てはのびのびと。いろんな体験をさせてあげたいと語るご夫妻は、お子さんたちをいろんなところに連れて行っているそうです。
 「市内にはいろんな体験スポットがあるんですよ。春は桜がきれいなお寺や神社がいくつもありますから、そうした歴史的な建造物とともに見る桜に日本人ならではの情緒にふれたり。植物園やきのこ博士館でも、毎回いろんな発見ができていいですね」と語る葉月さん。お子さんたちのお気に入りの場所を尋ねると「数え切れない!」のだそうです。最近は上の兄弟がサッカーに熱中しているので、少年団のサッカーチームが利用する広々としたグラウンドが一番のお気に入りのようです。
 遊び場や見どころが豊富な那珂市。子どもたちのサッカーの練習がない日は、大洗やひたち海浜公園のあたりまでドライブに行くこともあるそうです。
 「ここ那珂市は海にも意外と近く、すぐに行けるんですよ。国道6号線もすぐ近くだし、那珂I C もある。茨城のお出かけスポットにもスムーズに行ける便利な立地なんですよ」

挨拶がきちんとできる那珂市の子どもたち。

挨拶がきちんとできる那珂市の子どもたち。

那珂市で暮らし始めて、奥様はひとつ感心したことがあるそうです。
「私の実家の方ではそうでもなかったんですけど、こっちの子どもたちはみんな挨拶をきちんとするんですよ。こういう環境で育ったら、それが当たり前のこととして子どもは思うでしょうから、いいことですよね。小さなことかもしれませんけど、礼儀の基本のことですから」
以前、一家で市外に出かけた時のこと。お子さんが道行く人に挨拶をしたら、怪訝そうな顔をされ挨拶してくれなかったそうです。「どうして挨拶してくれないんだろう」と不思議そうにする子どもたちを夫妻は微笑ましく思えたのだとか。
人との関わりの中で、他人への気づかい、誰かを思いやる心がここに来て育まれつつあるとご主人は語ります。
「なんでも吸収する今だから、何に触れさせ、何が当たり前かを知ることが大切だと思うんです」

小松﨑 孝志