ひとり親家庭の父または母が就職に有利で生活の安定に役立つ資格を取得するため、養成機関において1年以上修学する場合に、給付金を支給します。

●対象者
  那珂市内にお住まいの、20歳未満の子を養育するひとり親家庭の父又は母で、入学から卒業までの間、次のすべての要件を満たすかたが対象です。

(1)児童扶養手当を受給しているか、または同様の所得水準にあるかた。
(2)養成機関において1年以上のカリキュラムを修業し、対象資格の取得が見込まれるかた。
(3)就業または育児と修業の両立が困難であると認められるかた。
(4)過去に高等職業訓練促進給付金（旧・高等技能訓練促進費）の支給を受けたことがないかた。
(5)求職者支援制度における職業訓練受講給付金や雇用保険法第24条に定める訓練延長給付金等、高等職業訓練推進給付金等事業と趣旨を同じくする給付を受けていないかた。

●対象資格

(1)看護師（準看護師を含む）                 (2)介護福祉士
(3)保育士                                                 (4)理学療法士
(5)作業療法士                                          (6)歯科衛生士
(7)美容師                                                 (8)社会福祉士
(9)製菓衛生士                                          (10)調理師
(11)その他市長が必要と認める資格（通信制による修学も、支給の対象となる場合があります）

●支給額・支給期間

○支給額
・高等職業訓練促進給付金（毎月支給）
    市町村民税非課税世帯 月額 100,000円    最終学年140,000円
    市町村民税課税世帯    月額    70,500円    最終学年110,500円

・終了支援給付金（卒業後に一度限り支給）
    市町村民税非課税世帯 月額   50,000円
    市町村民税課税世帯     月額    25,000円

※市町村民税非課税世帯は、同一世帯の家族全員に市町村民税が課税されていない場合に該当になります。
※給付金を受けられるのは、1人一度限りとなります。
※修学期間が1年未満の場合は、最終学年とみなされます。

○支給期間等
・高等職業訓練促進給付金・・・就学全期間（上限4年）
・修了支援給付金・・・カリキュラム修了日以後一度限り給付

※准看護師養成機関を修了するかたが、引き続き看護師の資格を取得するために、養成機関で修業する場合や資格取得のために48月以上の課程の履修が必要な場合には、通算48月を限度として給付金を支給します。
修学期間が5年以上の場合、5年目以降については母子寡婦福祉貸付金等の利用を御検討ください。なお、詳細については下記連絡先までお問い合わせください。

●事前相談の実施

・修業等の状況や受給要件を確認するため、原則として入学前に必ず事前相談が必要となりますので、下記連絡先までお問い合わせください。

●申請手続き

（1）高等職業訓練促進給付金の支給を受けようとするかたは、次に規定する期限までに申請書を提出してください。
    ・高等職業訓練促進給付金は、修業を開始した日の翌日から起算して1か月以内
    ・修了支援給付金は、修了日の翌日から起算して1か月以内

●資格喪失

  受給者が、次のような事由で支給要件に該当しなくなった時は、当核事由が生じた日から14日以内に、ひとり親家庭高等職業訓練推進給付金等受給資格喪失届の提出が必要です。
（1）ひとり親家庭の母又は、父でなくなったとき
（2）那珂市に住所を有しなくなったとき
（3）養成機関における修業を取りやめたとき
（4）受給者としての資格を辞退するとき
（5）前述「対象者」の要件に該当しなくなったとき

●その他

  給付金の支給に当たっては、受給要件及び資格取得の意欲や能力、資格取得の見込み等についての審査があります。審査の結果、支給が適当と認められたかたに対し、申請書を受け付けた月以降の各月について支給します。
申請書の提出は修学を開始した日以後に行うことになります。

詳しくは、家庭児童相談室（こども家庭センター内）へご相談ください。

【連絡先】029-229-3511(直通)